かっぱの日記帳

日常思ったことを綴る。備忘録。

移民問題 in France

研修後のホリデーをついでにフランスで過ごしている。

前回もパリにいて思ったが、今回も地方都市にいるのに同じ問題を見かけるので書いておく。

 

移民問題が本当に深刻化していると思うのは、路上生活者が劇的に増えていること。

 

主要駅の周辺は必ず、大きなスーパーなどの周辺にも浮浪者がいる。

以前も浮浪者は結構見かけたが、見た感じフランス人か東欧などの移民が多かった。

 

しかし今は、家族連れ(しかも幼い子ども連れ、3歳から義務教育の始まるフランスではこれまた明らかに違法である)、男女混合、若年化、そして言語の明らかに違う移民が増えた(アラビックはもちろん、全然聞いたこともないアフリカの言語もチラホラ聞こえる)。

 

そりゃ、移民に厳しくなるわ。仕事がなければ明らかに治安悪化に一役買うし、そうでなくても街が汚いのにさらに汚れる(申し訳ないが、衛生観念がそもそも高くない国から来ているので、本当にきれい汚いの差がわからないこともある。それを実感するのは飛行機の中。日本線のきれいなことよ…)。

 

路上で好奇な目で見られ、学校に通うでもなく一日中路上にひいたベッドの上で生活しているのを見ると、そりゃテロリストも生まれるわという気がしてくる。

 

とりあえず、10月にRepablicの駅にいた家族が屋根のある場所で暮らしていますように…。パリは流石に寒くて凍死する。

 

移民問題で極右が台頭するのも無理はない。目に見えて上記のような働いていない人間たちが増え(フランスは夫婦で働く文化だし)、テロ事件が散発し続けているし、フランスの文化(豚肉食など)が脅かされていると感じるのも無理はない。

 

2024年のミス日本が「純粋な」日本人ではないということで議論になっている。ウクライナ人の両親だが、日本で生まれ育っている。

 

私個人としては、見た目はどうであれ日本の文化をよくわかっていてそれに従っているなら日本人として受け入れてもいいのでは、と思うが。日本の良いところを発信するのがミスの役割だし。ただ日本人が思う日本文化をどこまでわかっているかは難しいところ。

 

教育というのは学校教育だけじゃない。家庭での躾や文化が非常に大きいことを今の仕事をしていて切に思う。三つ子の魂だよ、結局。

 

中国人の両親に生まれ、日本で生まれ育った友人は自分は日本人であると思いつつ、両親の中国人として日本人ではないというアイデンティティもわかっている。

 

お正月のおせちやお雑煮を家族で食べるとか、行列は並ぶものとか、そう言ったわかりやすい表面上のことはできるだろうが、どこまで本質的に日本を理解しているかというのは、誰にも図れない気がする。遠慮や恥の文化などもはや「純粋な」日本人ですら失ってきている、私も含めて。

 

まぁ、見た目が美しすぎて一般的にイメージする「日本人」ぽくはない笑 これが仮に黒人だったらバッシングは更なるものだったことは容易に想像できる。